ぽっちゃり求人の特異性をどう活かすのか

男性が求める性的興奮材料とは

男性はスケベな女に興奮する女性がセックスで男性を積極的に愛撫することを、否定的にとらえる人はもはやいないだろう。
しかし、私が10代の頃に出会ったAVでは、それらは「痴女」がすることとしてメインカルチャーではなかった。
セックスとは当人同士の隠し事のように扱われていた時代だ。
そんな時代に公衆の広場でセックスに対して話をする女性は、はしたないとか下品だとかいわれていたのだ。
そんな時代のAVに出演する女性は、どこか影があり「いかにもAV」という雰囲気を共通に持っていた。
それこそ、ぽっちゃりであったり、悪魔にでも取り憑かれたような病的な表情をしていたりと。
AVに出演すること自体が特殊な生業であり、一般的に街ですれ違うような女性の姿はそこにはなく、深夜の繁華街ですれ違ったら、それこそギョッとして振り返ってしまうような特殊性を持った女性たちであった。
彼女たちは、男性とセックスをしたがる演技をするのだが、それはまさに演技なのだ。
男性のものが欲しいとねだる女性は、アニメ声のように悶え、「欲しい」を阿る。
それは、まさに規定演技であり、AVを好む男性の望んだとおりの演技をする、まさにテンプレート化されたファンタジーの世界なのである。

現実の痴女の稀有性

実際、現在でも私が勤めるデリバリーヘルスの求人面接をしていても、ナチュラルボーン痴女を除けば、痴女のなんたるかを理解している女性は少ない。
現実の性風俗店においては、男性客が求めているものこそ、まさにその「痴女」なのである。
私の言うところの「痴女」とは、露出狂やスワッピング好きなどの特殊な性癖を持っている女性を指しているわけではない。
男性客と身体的性的コミュニケーションを積極的にとりたい動機を持つ女性のことだ。
男性まかせの受け身ではない、自発的に男性客を気持ちよくさせてあげられる、接客を行える女性のことといえば、より具体的であろうか。
「痴女」というものも、私は現実に出会ったことはあるが、よもやAV以外の世界ではめったに出会うことのない、特殊な性癖として捉えられていた。

求人面接で落とされる風俗嬢たち

現在、実社会同様、デリバリーヘルスなどの性風俗産業でも「稼げない時代」と言われている。
しかし、稼げない原因を「時代」という外部要因と捉えていたのでは、棚から牡丹餅が落ちてくるくらいラッキーでなければ、あなたは稼げる風俗嬢にはなれない。
そして、「稼げない風俗嬢」は、より高待遇の性風俗店への転職を試みても、求人面接で落とされてしまうから、さらに稼げなくなるスパイラルに陥る。
自分の弱点を克服しなければ、いくら面接をしても同じ結果になるつまりは、稼げない原因は、必ず自分の中にあるはずなのだ。
それを考えるのは、自分の暗部と向き合うことになるため非常に労力が必要だろう。
それを教えてくれるのが、第3者、つまり他人の目である。
そのいいケーススタディが風俗店に応募、勤務した際の面接であり、カウンセリングなのだ。
性風俗業界の知識のある人からの助言は、自分と向き合うヒントになることも多く、有効活用することも考慮すべきだろう。
だが、稼げない理由を自分の中にさえ見つけることができれば、必ず右肩上がりに成長できることは確約されている。
すでに、課題は見えているのだから。
戦略と戦術を決め、少しずつ成長していけばよいのだ。

「ぽっちゃり痴女」がゴールイメージ

おそらく、課題は人それぞれである。
それを見つけるためのカウンセリングは、このようなブログではなかなか難しいため、他の機会に譲らせていただく。
多くのカウンセリングや求人面接の経験を経て得た、共通した課題がある。
「身体的性的コミュニケーションの動機」が薄いことが、性風俗店で従事する女性に共通する課題の一つ。
もう一つの課題は、「量感的優位性」を活用していないことだ。
前者の課題を解決する戦略こそ「痴女」であり、後者のそれは「ぽっちゃり」であることは、このブログの橋頭堡としてここに記しておく。
そもそもなぜぽっちゃり風俗店なるものがいきなりでてきたのかというと、「痴女」と「ぽっちゃり」は風俗業界では同音異義のようにも捉えられている。
「ガリガリ」の「痴女」を想像して欲しい。
それは、どことなく病的で、どこかサイコパス的な怖ささえ感じてしまう。
そんな女性に男性は性的興奮を抱くであろうか。
つまり、「ぽっちゃり」や「ムチムチ」であることは「痴女」を構成するためには不可欠なのである。
キーワードである、多くの面接で落とされる「稼げない風俗嬢」は、「ぽっちゃり痴女」でないからこそ、稼げないのだ。
「ぽっちゃり痴女」こそ、現代日本の性風俗産業における共通したゴールイメージなのだ。

風俗業界全体としての波

現にその店舗の数も全国的に拡大している。
デリヘル店が数多く集まる池袋でだけ、ということではない。
全国津々浦々、都会であろうが田舎であろうが場所は関係ないのである。
そういう業界の流れから、風俗求人サイトのなかにも「ぽっちゃり」をメインキーワードにした求人サイトがオープンしている。
数ある求人広告の中から「ぽっちゃり」というキーワードで検索できるというものではない。
言葉の通り、ぽっちゃりした女性に対してのみ求人広告を出す性風俗店しか掲載できない求人サイトなのだ。
今までは、サイトの規模を大きくし、いかに多くの女性ユーザーを集めるのかに注力していた求人業界がコアな女性ユーザーだけを集めるサイトの運営に動き出している。
性風俗店の欲しい人材に対して、それらの関連業界も動いているのだ。
これは風俗業界全体から見ても大きな波になりつつあるのではなかろうか。
あなたがもし、風俗業界内で転職を考えているあれば、そんなサイトに出会ったら、ぜひブックマークすることをおすすめする。

性風俗店がAVと差別化するには

さて、話を主軸に戻すが、身体的性的コミュニケーションをリードし、男性客の脳内に依存することなく、男性客の性的好奇心を満足させるための接触を提供する。
それこそが、性風俗店が求める人材なのである。
スマートフォンで手軽にAVを楽しめる時代、視覚での刺激の洪水に、もはや男性客は慣れきってしまっている。
ハードなプレイ、巨乳や貧乳やガリやぽっちゃりといった外見のタイプ、もちろん美人や不美人などといった特徴も含め、それら多様化した好みに対応するのは、現実である性風俗店では事実上困難である。
性風俗店とAVを比較すると、明らかなAVの不具合は「リアル」ではないこと。
であるとすれば、性風俗店は、「リアルなコミュニケーション」の接客ができる女性を男性客に提供することでなければならないのだ。
AVは、男性の脳内で「ファンタジー」を再現できるのが特異点である。
性風俗店は、男性客と風俗嬢の身体的コミュニケーションをはかる場所である。
だからして、性風俗店は男性が「ファンタジー」を再現する手間を、金銭によって肩代わりし、ショートカットすることが最低限のマナーである。
男性客と身体的性的コミュニケーションをとる動機がある女性でなければ、「ファンタジー」を再現するためには男性客の脳内に依存をすることになり、それではサービス業として失格なのだ。

ぽっちゃりという、量感的優位を活用せよ

AVには、過度な特徴を持った女優が多数出演している。
巨乳ジャンルのインフレーションは1990年代がピークとも言われており、Gカップ程度ではもはや巨乳とはカテゴライズされないほどだ。
あなたが巨大な、はちきれんばかりのスイカを胸に抱えているのなら、性風俗店でもその「視覚的優位性」で稼げるのかもしれない。
日本のAVやオナニー道具の技術は世界一しかし、そうでない、ありたいていなGカップ程度の「ぽっちゃり」であれば、それは性風俗店では「視覚的優位性」には至らない。
性風俗店の優位性は「リアルなコミュニケーション」であると前述した。
それはつまり、「さわって感触を味わえること」「重さを感じられること」とも解釈され、スマートフォンで手軽に見るAVでは不可能なことなのだ。
もう5年、10年もすれば、性風俗店の特異点のひとつである「リアルなコミュニケーション」も、優位性を失うとも言われている。
AV女優とのリアルタイムチャットや、デジタルガジェットでの五感の再現技術は進化している。
仮想現実はリアルに近づいており、オナホールと連動したアダルトゲームや、実際に「触った感触を再現する」グローブ型ガジェットなども、実際に市販されているとはいえ、まだまだ一般的とは言い切れないのが今という時代だ。
だからこそ、今の性風俗店は「量感的優位性」を提供する技術を磨き、そのノウハウを蓄積していかなければならない。
ぽっちゃり嬢は、ほどよい量感のある乳房を備えている。
それを活用しない手はないのだ。
このブログの最大のテーマである、「ぽっちゃり痴女」。
最低限この資質を持っていなければ、将来的に高収入を稼ぐこと、ましてや風俗で働くことすらできないのではないかと思う今日このごろである。